流通市場の整備も急務の課題に

◆流通市場の整備も急務の課題に
同時に、流通市場の整備も不可欠。すでに一九
九○年には、建設省(現在の国土交通省)が流通
市場近代化のために指定流通機構制度を実施し、
物件情報を加入業者が自由に検索できるしくみな
どを推進してきた。さらに、次項で触れるような、
多様な対策にも取り組み始めている
制度(ealEstatelnfo「mationNetwork
System)の略。1990年から全国37圏域で会員企業をオンラインで結
び、物件の登録・検索を行なってきた。現在は4つの指定流通機構に統合。
わが国の住宅施策は、伝統的に、新築住宅供給に焦点が当てられてきた。しかし、住宅ストッ
クが増えてきたこともあり、国土交通省では中古住宅流通の促進に主眼を移しつつある。二○○
一年にはそのための「住宅市場整備行動計画」(アクションプログラム)を策定、二○○二年度
から順次具体的な取り組みを開始している。
◆中古住宅の評価制度を実施
アクションプログラムの概要は次ページの表のとおり。まず、中古住宅の性能評価制度の採用
があげられる。すでに新築住宅に関しては「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)
で性能表示制度を実施、第三者機関が新築住宅の性能を評価して、それを表示する制度を採り入
れている。同様の制度を中古住宅にも採り入れるもので、売主や仲介会社とは利害関係のない第
三者が評価を行なうことで、買主はこれまで以上に安心して中古住宅を購入できるようになる。
すでに三井不動産販売が別会社を設立して評価を行なうなど、具体的な動きも始まっている。
次に、マンションに関しては、維持管理に関する履歴情報の登録、開示制度があげられる。